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能成寺
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【住所】 甲府市東光寺町2153

【宗派】 臨済宗妙心寺派

【本尊】 釈迦如来

【創建】 貞和年間(1345年 - 1349年)

【開基】 武田信守

【開山】 業海本淨禅師

【最寄駅】JR身延線 金手駅

【概要】
能成寺(のうじょうじ)は、山梨県甲府市にある臨済宗妙心寺派の寺院。山号は定林山。本尊は釈迦如来。甲府五山のひとつ。

甲府盆地の北縁、市街地に隣接した愛宕山の東麓に位置する。

『甲斐国志』に拠れば、能成寺は南北朝時代の貞和年間に、業海本浄を開山、甲斐国守護・武田信守(能成寺殿)を開祖として、現在の笛吹市八代町に創建されたという。業海本浄は臨済宗幻住派の僧で晩年に天目山棲雲寺を開いた人物である。

戦国時代には甲斐守護・武田晴信(信玄)により、いずれも臨済宗妙心寺派寺院で構成される甲府五山の一つに定められる。能成寺は信玄により甲府城下の西青沼(現在の甲府市宝)に移され、さらに武田氏の滅亡を経て近世初頭には文禄年間(1592年 - 1595年)に現在地へ移されたと伝えられている。

嘉永4年(1851年)及び、昭和20年(1945年)の甲府空襲により伽藍を2度焼失するが、その都度再建され、現在では本堂、書院、庫裏を有している。

寺宝として、信玄公制札や寺領安堵、禁制など中近世の文書(能成寺文書)が残されている。

また、甲斐百八霊場五十七番札所ともなっている。

Wikipediaより


 今回は、甲府市東部にある能成寺へやってきました。ここ能成寺は甲府五山の一つに数えられるほど、市内では別格の存在です。


 表口の前まで来ました。門柱が建っています。よく見ると、門柱の上のほうのマークが武田菱になっています。さすがは武田信玄が生涯の居を構えた地。

 そこからちょっと中へ入ると、こんなものが。


 丸太を模したモニュメントに、甲府五山能成寺と書かれています。なんか結構小さくて、車できたら見逃しそうです。背後には松並木と椿の垣根が続いています。足元にはアジサイの若木が生えていますが、まだ若いので花が咲く様子がありません。もうちょっと大きくなったら、つぼみをつけるかも。

 この先は右にカーブしています。

 すると何段にも石垣が積まれています。この上は墓地になっています。この奥には能成寺を開山した甲斐源氏15代当主・武田家12代当主、武田信守公のお墓があります。この武田信守の4代後が、あの戦国武将の武田信玄です。


 崖下には石仏がたくさん並べられています。多くは無縁仏のお石塔かと思いますが、六地蔵なんかも見えますね。ここまで多いのは珍しいかも。

 ちなみに左端の青いネットに囲われているところは、ぶどう園🍇です。さすがはぶどう生産量日本一の山梨県!お寺の隣にも当たり前のようにぶどう園があります。ここ近年では、シャインマスカットとワイン用ぶどうの生産量が増えているようです。


 この先もまだまだ石垣が続いています。奥の方が古くて、手前のほうの石垣は近年積んだようです。そこに蔦が覆いかぶさって、渋い風景になっています。


 しばらく石垣沿いを歩いてくると、石造がいくつか並んだところに行きつきます。その中で、ちょっと変わった石碑がありました。


 手前の石碑には、なぜか円だけが描かれています。これだけ見たら何のこっちゃという感じなんですが、これは仏教思想の円相を表しています。仏教では、円は完全な形と考えられており、悟りを開いた状態を意味しているのだそうです。特にこの円相は禅宗において盛んに説かれる思想で、建具とかのデザインにも取り入れられることも多いです。

 ちなみに、崖下にも石仏があります。


 ツルが絡みついていて、侘び寂びを感じます。こういう渋い姿をした石仏も日本らしくて素敵です。なんか古の美という感じ。

 この坂道を左に折れ曲がると、景色が一変しました。すると・・・


 穴の開いた岩が転がっています。恐らくこれも円相を表しているものと思われます。どんどん仏教の深い世界へ入っていくような気がします。

 そのそばには手水舎があります。


 建屋自体は新しそうです。自然石の形を極力残した手水鉢が、野趣あふれていて、自然と一体化せんとする姿勢が見えます。

 ただ特殊なのは、その上に地蔵菩薩の石像が載っていること。死後の世界の仏である地蔵菩薩がここにいるというのは、何を意味しているのでしょう?臨済宗だけに、禅問答でしょうか?
 こちらは草庵ですかね?離れみたいな建物もあります。部材が新しいので近年建てたものだと思いますが、とっても渋い純和風建築で、ゆっくり過ごすのにちょうど良さそうな趣です。

 どうやら、サークルや教室なんかをここで開催しているようです。


 和紙の障子が、またいい味出してます。ちょっとした縁側もあって、ここに座って外を眺めたり、お茶をしたりしたら最高でしょうね。

 ここの玄関周りには、


 こんなつくばいもあります。竹で作った樋から水が出てくる仕掛けで、ここで手を洗ったり、柄杓で水をすくって撒いたりできます。これもあまり人工的に見えないように、岩肌を残していますね。

 さらに玄関にはこんなものも。


 小さな梵鐘です。木槌もあって、これで叩いて鳴らすようです。これで客人が来たのを和尚さんに知らせるのでしょうか?これまたお寺ならではのアイテムです。
 そしてこちらが本堂です。右から参道へ覆いかぶさるように、庭木が迫り出しています。そのせいで全体像が見えません。


 石灯籠もありますね。その足元に植えられているのは、牡丹の木です。春の花なので、この時はもう散っていました。

 禅寺ということで、石畳の参道に接するように枯山水の庭園が造られています。そこの苔の敷き詰められた土壌にモミジの木が植えられていて、風情ある景色になっています。

 お堂は見た感じ部材が新しいので、近年建て替えたものと思われます。


 所々岩や石灯籠もあって、純和風の雰囲気で落ち着きます。木陰があるお陰で木漏れ日が優しいです。奥には松の木も植えられていて、尚渋くていい味出ています。

 そこに突き出すように立つ岩が非常に目を引き、この庭に強いアクセントを加えていて変化を持たせています。


 一部が苔で覆われているのも、雰囲気いいですね。京都の苔寺のようでもあり、日本独特の情緒があります。こういう庭って、見飽きないです。
 では御朱印をご紹介します。能成寺ならではといえるデザインです。


 円相にこだわっているだけあって、御朱印も円を描いています。それに加えて、ハンコの数が多い。しかも右上のハンコには、甲斐百八霊場第五七番とあります。かなり個性的で、格式も見える御朱印です。



ついでに行きたい近くの寺社
【甲斐善光寺】甲府エリア

川中島の合戦をするにあたって武田信玄が創建
朱塗りのお堂が建ち並ぶ様は華やか
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