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御霊神社(権五郎神社) [戻る]目の前を電車が通る、江ノ電とコラボした神社 【住所】 神奈川県鎌倉市坂ノ下4番9号 【主祭神】鎌倉権五郎景政 【創建】 不明(平安時代後期と推定) 【例大祭】9月18日 【境内社】稲荷神社 秋葉神社 第六天社 地神社 祖霊社 御嶽神社 石上神社 金毘羅社 【社務所】あり 【ご神職】いる 【授与品】御朱印、御朱印帳、お守り、おみくじ、絵馬、木札など 【駐車場】なし 【HP】 https://www.kanagawa-jinja.or.jp/search_dtl.php4?jid=398&cd=1205011&scd=&npg=0&PHPSESSID=4bafb7d21e6270d29565798cee595deb 【御由緒】 権五郎神社の創建年代は詳らかではないが、御霊信仰思想の広がりと鎌倉氏による地方開発の展開を考慮すると、平安時代後期であると推定することができる。もとは関東平氏五家の始祖、すなわち鎌倉氏・梶原氏・村岡氏・長尾氏・大庭氏の5氏の霊を祀った神社であったとされ、五霊から転じて御霊神社と通称されるようになった。後に、鎌倉権五郎景政の一柱のみに祭神は集約され、祭神の名から権五郎神社と呼ばれた。 鎌倉景政は、平安時代後期の関東平氏の一族であり、鎌倉・梶原・村岡・長尾・大庭の5氏とともに鎌倉武士団を率い、現在の湘南地方一帯の地方開発に従事した。景政はまた、その武勇をもって知られ、16歳の時、源義家の陣営に連なって後三年の役(1083年-1087年)に従軍して活躍した際のエピソードがよく知られている。『奥州後三年記』の伝えるところによれば、景政は左目を敵に射られながらも屈することなく、射手を倒し帰還した。左目に突き刺さった矢を抜こうと、一人の武士が景政の顔に足をかけたところ、景政はその非礼を叱責したと言う。かかる伝承から、志の成就(学業成就、必勝招来)の神徳があるとされる。また、林羅山の考定によれば眼病平癒にも効験があるとされる(『本朝神社考』)。 ウィキペディアより 今回訪れたのは御霊神社です。ちなみに、権五郎神社のほう。市内には他にもう一カ所御霊神社があるらしいですが、有名な方を今回はチョイス。 直接お参りしても良かったのですが、5日前に訪れた際に路地の先に由比ヶ浜が見えたので、ここで駅弁を食べたら最高だろうなあと思って、まずは昼食を。 葉山まで続く砂浜、どこまでも広がる海、さわやかな風、暖かな春の日差し。これだけでもご飯を美味しくさせてくれます。もうすでにサーフィンを楽しんでいる人が結構いたし。周辺の家々にはサーフボードが見えたし。改めてウォータースポーツの町なんだと実感。 ちなみに、駅弁は鎌倉の老舗駅弁屋大船軒のもの。 右を向けば稲村ケ崎の断崖が見えます。春だからか、黄砂が舞っていたからか、ちょっとガスっている。この裏に極楽寺がありますが、また次回に。 さて、食事を終えて御霊神社へ向かいます。途中に和菓子屋さんがあるのですが、そこの角にこんな石碑が。五靈社とあります。御霊神社のことですが、「ご」の字が「御」ではなく「五」なので、最近のものではなさそうです。 鎌倉は古い町なので、木造の古民家と細い路地がたくさんあります。特にこのあたりは下町エリアなのかもしれません。古き良き昭和のたたずまいがいまだに残っていて、ノスタルジックな雰囲気です。落ち着いた時間が流れていて、渋く素敵な街並みです。 この間を縫っていくように神社へ向かうと、遠くに石段と石鳥居が見えてきました。 石段を上ると現れました! 「踏切」 神社の目の前を線路が横切っています。これはなかなか珍しい。この線路は湘南のシンボル、江ノ電のものです。住宅街の隙間を縫うように走る江ノ電だけに、こういう区間もあるのかと興味津々です。 信号機は今時のLED仕様で、音は昔ながらの鐘ではなく電子音です。江ノ電も時代に合わせて、近代化してますね。しかも、撮影スポットとして人気があるせいか、観光客に対する注意看板も多い。私も注意しなければ・・・ そして、後ろ2両は昔懐かしい300形。行先表示が未だに全国的に少なくなった前サボだし。パンタグラフは菱形のままだし。渋い、渋すぎる! でも、そこがいい。こういう渋いのが似合うのが、鎌倉であり江ノ電なんだろうなあ~。 と思っていると、こんどはさっきの列車を長谷駅ですれ違い待ちしてたやつが来ました。こちらは10形です。明治時代の路面電車を彷彿とさせるようなデザイン。江ノ電のコーポレートカラーとは異なる紺の地に唐草模様があしらわれ、ビクトリア調の外観。窓はアーチ型を採用し、ダブルルーフ状の屋根上カバーまでついて。 個人的には好きだけど、江ノ電のイメージを一新させる古風ながら斬新な車体です。でも、行先表示はLCD式で、パンタグラフはシングルアームと超現代式です。 反対側からの眺めも気になるので、ここいらで踏切を渡ります。 すると今度は極楽寺トンネルから20形が出てきました。10形に似たヨーロピアンなデザインですが、こちらは伝統の江ノ電カラーを採用。ダブルルーフを止め、行先表示器はフロントガラス内に設置と、いくつか変更が加えられています。 いつまでも踏切に張り付いていると参拝できないので、見切りをつけて境内へ。 鳥居のすぐ奥に手水舎。その奥の建物が社務所兼授与所です。最近工事が始まったようでブルーシートが広がっています。先週授与品をもらっておいてよかった・・・。(工事中でも受け付けしてますけどね) それはそうと、社務所の脇には大木が立っています。タブノキという木だそうで、樹高20m、推定樹齢350年もあるそうです。鎌倉市指定天然記念物にして神奈川県選定「かながわの名木100選」にも選ばれたそうです。御神木でしょうから、かなりのパワーを秘めていそうです。 境内社もあります。奥の赤い鳥居は稲荷社。手前の雨除けのひさしがあるのが秋葉神社です。秋葉神社は火之迦具土神を祀っており、火災除け、災害除けの神様として崇められています。かつてこの一帯で大火があったらしく、そのお守りとして建てられたのでしょうか。 さほど大きくはない祠ですが、よく見ると彫り物が良く作られていて思わず写真を撮っちゃいました。軒先の梁に彫られているのは獅子です。鋭い眼差しで、悪霊ににらみを利かせています。毛並みの部分とかも巧みですね。 こちらが拝殿です。村社サイズのこじんまりとした社殿です。社紋は並び矢。御祭神の鎌倉権五郎景政の家紋でしょうか。武士を祀る神社ならではの家紋です。 ところで鎌倉権五郎景政は歌舞伎の演目「暫(しばらく)」に出てくるそうです。暫は歌舞伎十八番の内の一つで、かなり有名なので、役者さんの間では鎌倉権五郎景政はよく知られているのかもしれません。 一通りお祈りしたので、授与品をいただきました。まずはお守りから。一番個性的だったのは、 「江ノ電守り」 江ノ島電鉄300形のボディーを描いた全国でもここだけのお守りです。電車だけに御利益は交通安全でしょうか。 それから、ネットで話題になった御朱印帳です。さっきの踏切の所が刺繍で描かれています。思いっきり現代風の御朱印帳です。 ちなみに手前に白と黒のまだら模様のネコがいますが、御霊神社で飼っている猫だと思います。この御朱印帳をもらおうとしたら、授与所のカウンターに座って外を覗いていました。とてもかわいい猫でしたよ。 こうしてみると御朱印巡りとしてだけでなく、鉄道ファンにも楽しめる見どころいっぱいの神社でした。おススメです。 近隣のホテル ついでに行きたい近くの寺社 長谷寺 最近の注目記事 さらに運気アップ!開運LINEコンテンツ |