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大滝神社 [戻る]名水と食材と鉄道写真とを満たしてくれる、いいとこ取りの神社 【住所】 山梨県北杜市小淵沢町上笹尾2738 【主祭神】大国主命、少彦名命 【創建】 崇神天皇十年 【例大祭】4月3日 【末社】 多数 【社務所】なし 【ご神職】不在 【授与品】御朱印(書置き) 【駐車場】あり 【HP】 http://www.yamanashi-jinjacho.or.jp/intro/search/detail/6179 【御由緒】 崇神天皇十年武渟川別命当国御巡視の説、清水の涌出を御覧になり、農業の本、国民の生命、肇国の基礎と称せられ、自ら壇を設けて祭祀し、王子武川別命を留めて社地八反二畝十二歩を奉納し、爾後その末裔代々祭主となる。これ当社の創始と云ふ。寛文以前は滝権現、明治初年に大滝権現、明治七年大滝社と改め、その後さらに大滝神社と改称した。同年村社に列する。 山梨県神社庁HPより こちらの神社は大滝神社です。滝の字がついているように水とのかかわりが深い神社です。周りを田んぼに囲まれていて遮るものがないので、一面パノラマビューで景色がいいです。写真には写ってませんが、南アルプスや八ヶ岳、遠くには富士山まで見えます。 背後にある築堤上にはJR東日本の中央線が通っていて、鳥居越しに特急あずさなどを撮影することもできるので、鉄道写真を撮るのにもおすすめです。 余談ですが、昔この近くに大滝信号場という施設があったそうです。まだ山梨県内の中央東線複線化が完了していなかった時代に、この辺りで単線→複線への切り替えを行っていたそうです。 では鳥居をくぐって、参道を進みます。今ではきれいに今風に石畳を敷きなおしているので、非常に歩きやすいです。参道沿いに植えられているのはツツジです。春には美しい濃いピンク色の花を咲かせてくれます。 途中にはちょっとした公園があります。東屋とベンチがあるので、日向ぼっこや休憩をするには丁度いいです。特にこの日は天気が良かったので、とても気持ちが良かったです。 この参道に沿うように小川が流れています。この川の水はこれから目指す大滝神社から流れてきているもので、地元では稲作のための農業用水として今でも使われています。つまり、この辺りのお米は大滝神社の御神水で作られたものと言えます。そう考えると神々しい。 湧水口に近いため、この川は濁りが無く透き通ってます。水がきれいな証拠ですね。そのため、結構水草が生えてます。しかもこの水草、よくスーパーで見かけるクレソンです。野生なので天然ものです。私の父はこの近くを通る際に、必ずここに立ち寄って収穫します。 実はクレソンはヨーロッパから中央アジア原産なので、日本においては外来種です。繁殖力が強いため生態系を崩したり、水路をせき止めてしまったりする恐れがあるため、日本では外来生物法によって要注意外来生物に指定されており、駆除が行われている地域もあるそうです。なのでせっかく食べれるんだし、どんどんとってしまったほうがいいんですね。 ちなみに我が家ではクレソンは生野菜にして食べています。他にもお浸しや酢の物、ステーキの添え物、刺身のつま、汁ものなどでも美味しいです。 さらに薬効もあるとされています。ワサビと同じ成分が含まれているため、殺菌作用や抗酸化作用が期待できるとのこと。他にもぜんそくや胃もたれにも効くとされていて、かなり健康に良いようです。 そして寄り道をしながら先へ進んでいくとトンネルが現れました。本来はこのトンネルはなかったと思いますが、参道をオーバーパスするように中央線が建設されたため作られました。全国を見ると鎌倉の御霊神社のように踏切のある神社は何カ所かあるようですが、線路の下をくぐる神社はなかなかないのではないでしょうか。 トンネルの中は足元から行灯(あんどん)が照らしてくれていて、ちょっとだけオシャレになっています。そんなトンネルを抜けると、こんなこじんまりとした畑が現れました。よく見るとワサビが栽培されています。ワサビはキレイな湧水でないと育たないので、ここの水は打ってつけです。 こちらが社殿です。普段ご神職さんがいないようで、ひっそりとしています。脇には同じ市内の谷桜の酒樽が奉納されています。この谷桜は東京の靖国神社にも奉納している、山梨県内でかなり大きい酒蔵です。 ここが環境省によって八ヶ岳南麓高原湧水群の一角として、昭和の名水百選の一つに選ばれた大滝湧水です。ここ小淵沢町では最も有名な湧水です。江戸時代には甲府代官が買い上げて保全を図ったとのことで、お宮が建っていることと言い、いかにここの水を大切にしてきたかがわかります。 さらに先へ進むと石の祠がたくさん祀られています。ただこの地域の状況を考えると、境内社というよりは各家庭にあった屋敷神を持ってきたようにも思えるので、由来は不明です。 注目の記事 さらに運気アップ!開運LINEコンテンツ |