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祐天寺
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【住所】 東京都目黒区中目黒五丁目24番53号

【宗派】 浄土宗

【本尊】 祐天上人像 阿弥陀如来

【創建】 1718年(享保3年)

【開山】 祐天

【最寄駅】東急東横線 祐天寺駅

【HP】  http://www.yutenji.or.jp/

【概要】
祐天寺(ゆうてんじ)は、東京都目黒区中目黒五丁目にある浄土宗の寺院である。山号は明顕山。本尊は祐天上人像(本堂安置)と阿弥陀如来坐像(寄木造、阿弥陀堂安置)。現在の本堂は、元々は常念仏堂として建立された堂宇を再建したものである。

享保3年の春ごろから増上寺36世住持の祐天の体調が悪化したため、弟子の祐海は祐天が常念仏を行える廟所を探す。しかし同年7月15日(1718年8月11日)に祐天が亡くなる。

祐天が廟所を目黒の地に建立することを望んでいたこともあり、祐海は同じ目黒にある善久院を100両で購入し、住職となる。損傷の激しい善久院に祐天の廟所と常念仏堂を建立再興した。

享保8年(1723年)1月13日、祐天寺の寺号が正式に許可される。

祐天を開山とし、祐海は第2世となる。

Wikipediaより


 東急東横線の駅名にもなっているお寺、祐天寺へ参拝します。結構有名なお寺なのでかなり広いと思いますが、どんな風になっているのか見てみます。

 祐天寺駅通りを通り抜け、目黒税務署前交差点を左折し、都立目黒高校の前を通り過ぎると、見えてきました。


 祐天寺に到着です。駒澤通りに面して、木造の表門が建っています。お正月期間中ということで、門松を飾ってあります。お焚き上げや除夜の鐘、写経会など、この時期ならではの催しもあるようです。一年間お守り下さった御札や御守を焚いて供養し、除夜の鐘の音で一年の厄や煩悩を払う。一年をちゃんと締めくくるために、気持ちよく新年を迎えるために、大切な行事です。

 そんな表門を通り過ぎると、また別の門が現れます。


 それが仁王門です。悪鬼や邪気を寄せ付けまいと睨みを効かせる、2体の金剛力士像(仁王像)が納められている門です。阿形吽形の一対が、門の小部屋の中にそれぞれ分かれて立っています。広いお寺なので、こういう大きな門も存在していて、さすが名刹と思わせてくれます。

 境内には小さなお堂がいくつかあります。


 開山本地堂という建物です。登録有形文化財で、祐天寺を開山した祐天上人の本来の姿とされる地蔵菩薩を安置しています。開山者の本地を安置するお堂だから、開山本地堂なんですね。宝形造の屋根のてっぺんにタマネギ形の擬宝珠(ぎぼうし)が載っています。

 この先にも、似たようなお堂が。


 阿弥陀堂です。阿弥陀如来像を安置しているお堂で、目黒区指定有形文化財です。第五代将軍徳川綱吉公の養女竹姫から寄進されたもので、こちらも宝形造で建てられています。

 その隣には鳥居が列をなしています。こちらは五社稲荷大明神で、保食神または稲荷神とも呼ばれる倉稲魂命(うかのみたまのみこと)を祀っています。

 反対側へ目をやると、大層ご立派に設えた石碑があります。立て看板には、累塚(かさねづか)とあります。ラミネート加工された張り紙には御朱印と書かれているので、累塚バージョンのものがあるようです。


 そしてこの塚ですが、祐天上人が累一族の霊魂を鎮めたのに伴って建てられたそうです。その様を後に、江戸時代の脚本家鶴屋南北が歌舞伎の演目として作品にしたとのことで、祐天寺のシンボルとなっています。

 その隣には、鐘楼が。


 これが表門前で見た、除夜の鐘で突く梵鐘です。銅板葺きの立派な鐘楼に吊るされています。周囲はツツジの生け垣で囲まれており、春には満開の花を愛でることができそうです。

 そして、これが肝心の梵鐘です。


 あまり大きな梵鐘ではありません。登録文化財が多い祐天寺にあるので、恐らくこれもそこそこ古いものではないでしょうか。大晦日にはみんなで集まってこの鐘の音を108回聞く。そんな昔からの古い風習が残っているのが、今となっては貴重ですね。

 そんな鐘楼の前には、こんな石がありました。


 足形がくり抜かれた石の台座です。これは仏足石というものです。仏陀ことお釈迦様の足形をイメージして作ったもので、足の中央部分には宝輪の模様が入っています。

 ただ、異様に足のサイズがデカい!後ろに立っている人の足と比べるとえらい差です。普通に考えたら、そんな訳ねーだろと言いたくなります。

 こちらが本堂です。有名なお寺の割には、そこまで大きい感じがしないです。


 しかし、車寄せの破風は妙に大きくて立派。しかも唐破風という近世以前にはお上の許可がないと使うのが難しいデザインを採用していて、やはりちょっと格の違いが見えます。

 この日はお正月の初詣対策の為か、仮設のスロープがありました。

 本堂の左奥には、新たに造られたであろう仏舎利殿と呼ばれる多宝塔があります。その正面の壁には、一際目を引く仏画が飾ってありました。


 大きな板に書かれた日本画で、人物の構成から先ほど累塚で見た累一族の霊を祐天上人が鎮めるシーンを描いたものです。しかもなぜか祐天上人が筋斗雲に乗ってるし。累と書かれた五輪塔も描かれていますが、あれが累塚を表しているのでしょう。脇役の桜の木が、ダイナミックなのも印象的です。

 製作者の苗字を見ると、月岡とあります。かの有名な月岡芳年(つきおかよしとし)の一族なのでしょうか?


 他にも境内の片隅に、このように石碑が並んでいる箇所があります。境内にある地蔵菩薩像の縁起についてい書かれている石碑などがあります。

 奥に見える青緑色の屋根の建物は、先ほど見た鐘楼です。左隅に棚が写っていますが、これは藤棚です。5月のゴールデンウィークくらいに、藤の花房が一斉に垂れ下がって咲き乱れることと思います。

 では本堂から境内を見渡します。


 本堂前には香炉が用意されていますね。奥には仁王門、右の大きいお堂が阿弥陀堂、その手前の新しい小さい小屋が五社稲荷大明神です。

 香炉の屋根の左に白いものが写っていますが、あれは地蔵菩薩半跏像です。

 では、御朱印の紹介です。先ほどあった累塚の看板に御朱印と書いてあったので、それも含めて2種類いただいてきました。

 ではまず、祐天寺御本尊のものから。


 中央に南無阿弥陀佛祐天と御本尊のお名前が書かれています(ただし、ハンコです)。この「南」の字だけちょっと変体になっていて、円い字になっています。

 中央にある赤いハンコはお寺さんの御朱印でよく見られる王道のスタイルです。蓮の花の台座とそこに乗る宝珠の玉、その背後に火焔の後背の枠。そして、この玉に浮かぶ御本尊を表す梵字。

 続いて累塚の御朱印です。


 中央に直筆で累塚と大きく書かれているのが特徴です。その左に小さな字で御本尊の南無阿弥陀佛の字。こちらも直筆で、南の字も先ほどのものを真似て構え部分が円くなっています。

 赤いハンコは上記のものと同一です。




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