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善国寺
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新宿山之手七福神の毘沙門天を祭る、神楽坂のランドマーク
【住所】 東京都新宿区神楽坂5-36

【宗派】 日蓮宗

【本尊】 三宝尊

【創建】 文禄4年(1595年)

【開山】 佛乗院日惺

【開基】 徳川家康

【最寄駅】JR中央総武線 飯田橋駅
     東京メトロ東西線・有楽町線 飯田橋駅
     都営大江戸線 飯田橋駅
     東京メトロ東西線 神楽坂駅
     都営大江戸線 牛込神楽坂駅

【HP】  https://kagurazaka-bishamonten.com/

【概要】
安土桃山時代の文禄4年(1595年)、池上本門寺第12代貫主である日惺上人により、馬喰町に創建される。たびたび火災に見舞われ、麹町を経て寛政5年(1793年)には現在地へ移転した。本尊の毘沙門天は江戸時代より「神楽坂の毘沙門さま」として信仰を集め、芝正伝寺・浅草正法寺とともに江戸三毘沙門と呼ばれた。現在は新宿山ノ手七福神の一つに数えられている。

池上法類神楽坂法縁縁頭寺。

なお、東京で縁日に露店などが出るようになったのは明治20年(1887年)頃からのことで、これは当院の境内が発祥の地とされている。

Wikipediaより


 今でも東京一の花街として知られ、日本情緒の残る街並みが海外でも人気の大人の街「神楽坂」。かつては料亭が多数あって、細く曲がりくねった路地が多いことから、政財界の大物が密会したり接待したりする場としても重宝された歴史を持ちます。


 せっかくなので参拝ついでに神楽坂の路地を歩いてみました。ブラタモリでタモリさんもブラブラしたであろうところを私も歩いているわけですが、やはり風情は最高ですよね。古風な日本の街並みの中を今でも芸子さんが歩いていると思うと、良い街だな~と感じ入ってしまいます。実際、芸子さんのポスターをあちらこちらで見かけるし。

 しかも、こういったところにある料理屋さんって結構間口が小さいことが多く、いかにも東京の奥座敷といった趣があります。


 お店によっては玄関先に、こんないかにも日本らしい水が滴り落ちる竹樋とつくばいのある坪庭も。こういう渋くて侘び寂びを感じられる庭って、落ち着きあるし、日本的な上品さがあって憧れます。ちなみに、つくばいにまとわりつくように葉を広げている植物はツツジです。

 それにしても神楽坂という名の通り、どこを歩いても坂が多い。ところによっては、こんな複雑な段差になっている箇所も。


 ブラタモリでも説明されてましたが、台地や稜線の縁にできた街だけに起伏が激しく、坂が多くなりがちです。こういうところは堅気の人が住み着きづらい反面、身を隠すのに適していることから遊郭などの歓楽街になりやすいのだそうです。実際、神楽坂もそんな時期があったそうで、今の街の雰囲気もその名残から来ているとのこと。

 そして、先ほどの路地を抜けるとメインストリートである神楽坂通りに出ました。すると、正面に赤く目立つ門が現れます。


 こちらが今回の目的地、善国寺です。新宿山之手七福神の一つである、毘沙門天を祭る日蓮宗のお寺です。階段状になっている神楽坂のちょうど踊り場にあたる場所に立地しています。この地形を利用してか、かつてこの裏手に牛込城というお城があったようです。

 で、こちらが本堂です。


 山門同様、朱塗りの鮮やかなお堂です。華やかさがあるこの町のイメージにふさわしい色使いです。この堂内の中央に御本尊の三宝尊が安置されており、その左に毘沙門天が鎮座しています(堂内に柵があるため、残念ながら近づくことはできません)。

 その本堂の右脇には小さいながら藤棚があります。


 5月頃には見事な花房を見せてくれることでしょう。

 その藤の木の周りがおみくじを結ぶ柵になっていて、その奥に絵馬掛けがあります。本当は戒めの言葉や気を付けるべきことが書かれているので、どんな吉凶であってもおみくじは持ち帰って時折見返すのが良いそうです。おみくじ自体にも御守同様のご利益もあるとされているので、お財布などに入れておくのも良いです。

 その奥に狛犬のような石像がありますが、あれは犬ではなく虎だそうです。つまり「狛虎」。よく見ると丸顔でちゃんと虎柄になっています。これにあやかって、虎をモチーフにした御守や張子の虎などの開運アイテムもあります。

 寺務所および授与所は本堂の右隣にあります。


 こちらは打って変わって、クリーム色の建物です。この日はお正月期間中ということで、テントを張って仮設の授与所が設置されていました。普段は上の写真の黒いシャッターのあるカウンターが開いていて、そこで御朱印の受付をしています。

 本堂の左手にも小さなお堂があるので、参拝します。まずはこちらの、浄行堂です。


 浄行菩薩像が真ん中にあります。右にある柄杓で水をすくってこの浄行菩薩像にかけ、自分の体と同じところを磨くと、具合が良くなったり、苦しみから解き放たれたりするとのことです。ということは、頭にかけて磨いたら頭が良くなるのでしょうか?それとも、発毛のほうにいっちゃったりして・・・。


 その奥にある祠は、出世稲荷です。祭っているのは保食神こと、倉稲魂命です。五穀豊穣、商売繁盛がメインのご利益ですが、出世稲荷ということでここのは仕事運や出世運も司ります。


 それから境内の一部は公園になっています。小さいながらも一応区立公園だそうで、名を新宿区立毘沙門児童遊園というそうです。児童遊園とはいうものの遊具は一切なく、子供用の椅子と公衆トイレ、水飲み場があるだけなんですけどね。


 しかもこの公園の空きスペースで、お坊さんが参拝者から集めた授与品のお焚き上げをやってました。まあ、昔はよくどこのお寺や神社でもこういう空きスペースでお焚き上げをやってましたよね。

 その公園内に石碑が3基あります。左が大東亜戦争で亡くなった人を弔う慰霊碑、中央と右は家畜慰霊碑です。家畜慰霊碑が都会にあるのはちょっと珍しい。


 奥には昔懐かしい水飲み場の水道と、その奥には桜の木があります。幹の陰に隠れがちですが、奥に「神楽坂のさくら」の碑もあります。


 反対側へ目をやると、高い御石塔が。恐らく誰か著名な人物のお墓かと思われます(開祖の?)。説明板がないのでわかりません。


 柵で囲われているので、かなり重要な人物ではありそうです。そこそこ古そうだし。

 それはさておき、その右隣りのお膝元にちょっと面白いものがありました。ランドマークではごくまれに見かけるといえば見かけますが、こんなお寺にあるのはちょっと意外なものです。


 4つの石に囲まれて四角いコンクリートが埋め込まれています。その中央には金属製の丸いチップが。この金属には二等基準点と字が彫られていました。これは日本の国土交通省の前身となる役所が測量用に作ったものです。国土地理院がこのポイントを基準として測量し地図を製作するのに使うので、さり気なく庭の一部と化していますが、かなり重要な設備です。

 では、お待ちかねの御朱印です。どうもレギュラー版の御朱印は七福神のものと兼用らしく、これ1種類しかありませんでした。御本尊の名が入った御朱印はないようです。


 新宿山之手七福神のハンコが入っているのが特徴的です。ここのは他の札所と違って、毘沙門天のハンコも押してくれます。筆書きでも毘沙門天の名を入れ、その脇に善国寺の名も書き入れています。

 右下には神楽坂と筆書きされていますが、以前もらった時はハンコだったので、書き手の好みで分かれるのでしょうか?



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