「あなたは商品ページを作成するうえで、
色を気にしたことがありますか?」と聞かれたら、あなたなら何と答えますか?
「そりゃあ、考えてるよ。格好いいに越したことはないからね。見栄えが良くなるように気を付けてるよ。」って言う方もいるでしょう。でも、今回の話はそういうテーマではございません。
「
色の種類によって人の購買意欲が変わる」
という心理のお話です。色には
赤、
青、
黄、
黒、
白、
緑などたくさんの種類がありますが、その色の種類によって購買意欲が変わるのです。
本当かよ!って疑う方もいるでしょう。なら問います。なぜ、スーパーのチラシは
赤字で書かれているんですか?なぜ、ディスカウントショップのポップは蛍光の黄色の紙に
赤字なんですか?なぜ、家電量販店の値札は
赤字で書かれているんですか?みんな申し合わせたように、
赤字にこだわっていますよね。なぜでしょう?
実はアメリカの大学でこんな実験をしました。複数の被験者に様々な色を見せ、その後でどれだけ購買意欲に差が出たか調査したのです。
その結果、赤、黄色の順に購買意欲が高く、青、緑の順に財布の紐が硬かったと言うのです。そう、
色によって購買意欲に変化がもたらされたのです。
つまりは、こうです。購買意欲が高まった色は赤や黄色の
暖色系です。暖色系はもともと精神を興奮させる効果があり、それによって理性を見失いやすく衝動買いしてしまう。反対に反応が悪かったのは青や緑の
寒色系。これは精神をリラックスさせる効果があり、理性を呼び覚ます効果がある色です。そのため、冷静になることができ衝動買いを抑制できたのです。
ということは、売り手としてはこれを買うようしない手はないですよね。だから、多くの店で
赤い字にこだわっていたのです。
暖色系 | 寒色系 | 赤 オレンジ 黄色 ピンク など | 青 紺 緑 水色 など | 購買意欲 高い↑ | 購買意欲 低い↓ |
|