伝統建築とガラス張りのビルが融合！子宝と財運アップの神社

【住所】　東京都中央区日本橋蛎殻町二丁目4番1号

【主祭神】天御中主神
　　　　　安徳天皇
　　　　　高倉平中宮（建礼門院）
　　　　　二位の尼

【創建】　文政元年（1818年）

【例大祭】5月5日

【摂社】　寳生辨財天・火風神社・秋葉神社・高尾神社

【社務所】あり

【ご神職】いる

【授与品】お守り・お札・絵馬・御朱印など

【バリアフリー】社務所内にスロープあり

【駐車場】有料40台　午前7時から午後5時

【その他】自動販売機あり

【HP】　　http://www.suitengu.or.jp/

　水天宮前交差点の角、水天宮駅5番出口を出たところにある神社。交番が敷地内にあるが、もう見えてるので聞くまでもない。周囲には昔ながらの和菓子屋さんが立ち並び、鳥居前町の雰囲気を醸し出しています。

　水天宮前交差点から神社へ向かう新大橋通り沿いには桜の木が植えられていて、春には美しく咲き乱れ、更なる高揚感が感じられます。

　するとすぐにビルの中を貫く、水天宮への階段が見えてきます。

　階段を登りきると、開けた空間が。正面には真新しい木造の社殿、右にはガラス張りの社務所と、新旧のデザインが隣り合わせなのが斬新です。

　左に目をやると先ほど見た桜並木が目線の高さに。こういう花見もあるのかと。

　まずは参道左にある手水舎でお清めし、本殿へ。土曜日に行ったので、参拝者はそこそこいます。

　ここで、水天宮の神様について。天御中主大神は神話の地、高天原の最も高いところもしくは中心に現れた神様だそうで、北極星の神格化とも言われています。
　他の三柱ですが、平安時代末期太政大臣として君臨した平清盛の正室が二位の尼で、その間に生まれたのが建礼門院、その建礼門院が高倉天皇の室となり生まれたのが安徳天皇です。と言うことは平家とのつながりが強い神社ということになります。

　建て替えたとはいえ、現代の宮大工さんが己の腕をかけて造った社殿は立派で美しく、細工も見事です。現代の宮大工さんもなかなか凄いです。

　さらに水天宮には摂社もありまして、

　寳生辨財天が祀られています。弁天様なので商売繁盛、金運アップのご利益があります。

　寳生辨財天の背後に青銅製のモニュメントが写っていますが、子宝犬の像です。水天宮の主祭神である天御中主神は安産祈願や子授けの神様なようで、母犬と子犬の像が祀られています。社務所で受付すれば安産のご祈祷もしてくれるようです。

　さらに寳生辨財天から左を向けば、火風神社・秋葉神社・高尾神社の小さなお社が三社並んでおります。合わせてお参りするといいでしょう。

　こちらが御朱印です。奉拝の字と日付のシンプルな筆。社紋が2つあるのが特徴です。

　もうひとつ、弁財天の御朱印も頂戴しました。神道なのに仏教の仏様を祭っているのが神仏混交ですが、弁天様の絵が入っていてステキです。