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世界遺産の神社仏閣 京都編 [戻る] 京都といえば、「古都京都の文化財」の名称で世界遺産に登録されていることで知られていますが、そのほとんどが神社仏閣が占めています。京都観光の定番スポットが多く含まれているので、一つ一つはかなり有名で馴染みがあるものがそろっています。 そこでここでは、過去に私が訪れた場所の中から世界遺産に登録されている京都の神社仏閣をピックアップしていきたいと思います。 京都駅周辺エリア 言わずと知れた東寺です。正式には教王護国寺と言います。国内最大の五重塔があることで知られており、京都駅から出てまず迎えてくれるお寺でもあります。 宗派は真言宗で、弘法大師空海開山の密教系寺院です。 東山エリア ■ 清水寺 京都観光の最定番スポットにして、国宝や国の重要文化財が多く存在する清水寺です。平安時代に征夷大将軍であった坂上田村麻呂が開山に関わったことでも知られています。日本晴れの中、朱塗りの仏閣が建ち並ぶ姿は美しく、非常に印象的で映えます。 他、崖からはみ出すように建てられた清水の舞台で知られる本堂や、三種類の開運効果があると言われる音羽の滝など、見どころもたくさん。 清水坂の門前町での食事やショッピングも楽しめますし、清水焼も人気です。 足利幕府の絶頂期にあった室町時代前期の豪勢な北山文化とは異なり、応仁の乱前後の斜陽に差し掛かった時期もあって、比較的地味で質素で素朴なのが特徴。禅宗の空と無の世界観も表現されていて、飾り気のない落ち着いた空間を作り上げています。 北山エリア ■ 鹿苑寺(金閣寺) 室町時代前期足利氏全盛期を築いた3代将軍足利義満がもたらした北山文化の象徴、それが金閣寺。金箔で覆われた金閣は世界に類を見ない贅の限りを尽くした楼閣で、その金色に輝く姿は人々の目を釘付けにします。当時権力の絶頂にあった義満の偉大さを表しているとも言えます。 ちなみに金閣は昭和の時代に放火され焼け落ちてしまったため、現在のものは再建された2代目の建物です。そのため、現存のものではないとの理由で国宝ないしは重要文化財の指定は受けておりません。いや~、もったいない。 しかし、それ以外の建物は文化財としての価値が認められていますので、一緒にご覧いただけると新たな発見があるかもしれません。 ■ 龍安寺 所在地こそ北山ですが、時代区分としては東山文化に属する龍安寺。この龍安寺も東山文化に通ずる、侘び寂びや禅宗様の様式を見て取れます。 岩と苔と砂だけでジオラマ的風景を作り上げる龍安寺の石庭は、枯山水庭園の代表的作品。砂に描かれている波紋は、修行僧が修練の一環として毎朝引き直します。このシンプルかつ殺風景な庭は座禅を行う方丈の建物の前にあり、座禅中に雑念が入らないようにするためと、禅の境地である無我をビジュアルで表現したものでもあります。 さらに方丈の裏庭には、時代劇水戸黄門の主人公として有名な水戸藩主徳川光圀公寄進の「知足の蹲(ちそくのつくばい)」があることでも知られています。古銭の四角い穴を漢字の部首の口に見立てて「吾唯足知」と彫られており、「吾唯足るを知る(われただたるをしる)」という、仏教の開祖であるお釈迦様の発言に儒教の孔子が付け足しをした四字熟語になっています。 意味は、私はただただ満足することの大切さを知っている、つまり欲望のままにむさぼりつくすのではなく、程々のところでもう十分であると気付くことが大切だと説いています。 ■ 仁和寺 御室の別名を持つ真言宗御室派寺院。御室の名の由来は、天皇の座を降り出家した宇多法皇が居を構え、御室御所と称したことから。このことから、かつては住職に当たる門跡に皇族が就く破格の門跡寺院でした。 それもあって、金堂や宸殿(しんでん)が建ち、池泉庭園があり、近世の寝殿造を良く残しており、さながら平安時代のようなたたずまいです。 ※現在の建物は、江戸前期以降に再建されたものです。 その旧御所であったことを示すように、宸殿内にお寺とは思えないくらい豪華にしつらえられた部屋があります。ちゃんと上座とわかるように襖と欄間で仕切られ、その襖には金色に輝く絵画が描かれています。天井は、折り上げの小組格天井という仕様で、身分の高い人にのみ許されるデザインのコンボ!床は総畳敷きで、ひじ掛けが置かれており、さすが法皇様の御座所と言わんばかりです。 そんな仁和寺は桜の名所としても知られており、数多くの品種の桜が植えられています。品種ごとに見頃がズレているため、かなり長い期間お花見を楽しめます。見たところ、八重桜や枝垂桜といったよく知られている変種の他、緑色の花を咲かせる御衣黄というかなりの珍品まであり、驚きと発見があります。 嵐山エリア 天龍寺最大の名物と言えば、日本有数の作庭家として知られる夢窓国師設計の曹源池庭園。国の史跡・特別名勝に指定される、池泉回遊式庭園の最高傑作です。岩や植木を自然にあるかのように巧みに配し、加えて嵐山を借景として用いる技法はお見事の一言に尽きます。 その他、方丈内の障壁画や法堂の加山又造作の雲竜図の天井画など、見どころはいっぱいです。いくつか塔頭も拝観できるので、いろいろな発見があります。 さらに、境内裏の竹林の小径は写真スポットとして有名。早朝の人の少ない時間帯を狙うもよし、人力車専用の小径を利用するもよし。 さらに運気アップ!開運LINEコンテンツ |